伝統

俵屋宗達・葛飾北斎

扇子は、平安時代の中頃、今日の原型ができたと言われていますが、
中世になって茶の湯や能楽などの伝統芸能と結びつき、
さらに江戸時代になるとその芸術性が大いに花開きます。
江戸時代の初めの絵師で琳派の祖と言われる俵屋宗達。
風神雷神像などの屏風絵を描いたことで有名ですが、扇絵職人としても腕をふるっています。
「俵屋」という絵画工房を率い、扇絵を中心とした紙製品全般の装飾に携わり、
当時の京都では「俵屋」の扇がもてはやされたとも言われています。
また、江戸時代後期に浮世絵師として活躍した葛飾北斎。
彼もまた多くの扇面画を手がけたことでも知られています。
山二は京都で生まれて300 年。
そのような歴史のなかで育まれてきた扇子一筋に取り組んで参りました。
その土台を固めているのは伝統の技に裏打ちされたものづくりの精神。
陶器や漆器など京都の伝統的なものづくりは、
分業によって成り成っていますが、扇子も同様。
20 以上の行程とそれぞれに携わる職人の技によって、
はじめて一本の扇子が誕生します。
これまで代々培われたそういった製造技法の継承が当社の基本精神ではありますが、
新たな伝統作りも当社の大切な使命。
時代が変革するなか、
お客様のこれからのライフスタイルにあわせた商品づくりを必須の課題として
次代に向けてチャレンジしてまいります。